- 特殊用途向
インサート成形
曲面形状のメンブレンスイッチ表示部の製造法としてインサート成形が取り入れられている。
インサート成形は、図1の様に印刷されたフィルムを金型の中に組み込み、成形樹脂を流し込んでフィルムごと一体成形品とした物である。
フィルムと成形樹脂という異種の樹脂を一体化させるために、フィルム面側に接着バインダー層を必要とする。
インサート成形に用いられるインキは、成形樹脂の流し込みに耐えられる耐熱性(180℃以上1分間)とエンボス加工可能な柔軟性を有する二液反応型インキ(3100シリーズ FMインキ)が使用される。
接着バインダーは、熱に溶融する熱可塑性樹脂を使用したクリアーインキ(IMDバインダーインキ)が用いられる。