製品の特長

• 従来ポリカーボネート材へのメタミラーの印刷では白濁による鏡面低下に悩まされていましたが、YKシルバーは優れた鏡面性と印刷適性を持ち、且つ高粘度･遅乾性という優れた特徴により印刷作業性が大きく向上しています。
• ポリカーボネート材、アクリル材用のインキです。
• 鏡面仕上りインキ。
• 透明プラスチック材の裏面印刷用。
• 遅乾性、高粘度、強鏡面性、接着性が優秀です。
• サンプルは有償とさせて頂きます。
• 製品及びサンプルの荷姿は、ご要望により変更します。（1kg､200g､100g､他）

使用条件

• 撹拌してそのまま印刷してください。
  インキ粘度を低下させたい場合は、MM溶剤で希釈してください。

1. 押さえ用インキを使用すれば、メタミラーの鏡面性を阻害することがありません。
   （押さえ用インキとメタミラーとの界面での接着性は強くありませんのでご注意下さい）
   インサート成形に使用する場合は #3100 FMインキ（2液反応型）を推薦します。
2. 強制乾燥の場合よりも鏡面性が低下します。
3. 低ければ低いほど良好です。
   湿度の高い状態でインキを取り扱うと吸湿して鏡面性低下、かすれ、ピンホール、ムラ、目詰まり、ゲル化等が発生しやすくなります。
   また霧状の水は最も悪影響がありますので、印刷時には加湿器の使用を止めて下さい。

使用上の注意

• 表面が平滑でない素材（マット材、シボ材）及び透明性の劣る素材に印刷すると、鏡面性が低下します。
  また印刷後はインキを速く乾燥させた方が鏡面性は良くなります。
• 耐溶剤性の劣る材質（ポリカーボネート等）に対してはYKシルバーが最適ですが、加熱乾燥を行うと鏡面性が低下することがあります。必ず冷風にて乾燥を行って下さい。
• 印刷条件（膜厚、素材、温湿度、他）によっては鏡面ができにくい場合があります。
  必ず予備試験を行い鏡面性を確認して下さい。
• 未処理PETフィルムへの接着性が劣ります。
  アクリル材も種類によっては、インキの接着性が劣る事があります。
• このインキは繰り返し使用することで鏡面性が徐々に低下する性質があります。
  この場合は新しいインキを追加して調整してください。
• 使用したインキは別容器に取り、新しいインキと分けて管理して下さい。
• 変質したインキは希釈しても元に戻すことは出来ません。

試験データ（環境・物性・耐候性・性能 など）

1. PC材への接着性は、硬化剤JA-960を2%添加すれば異常なしとなります。

• ご使用に際しての安全上の注意事項に関しては、製品の安全データシート（SDS）をご参照下さい。
• 当インフォメーションに記載されている内容は予告無しに変更・改訂する場合があります。
• この特性データは、弊社の実施した評価結果に基づくもので、お客さまのご使用時の製品特性を保証するものではありません。
• 使用の際は、実際に使用される装置及び被着材での評価結果に基づき、条件を十分ご検討の上、ご使用下さい。