特徴
スクリーン印刷は、他の方式と比較した場合に、次のような長所と短所をもっています。
いろいろな種類の材質に印刷できる
水と空気以外なら何にでも印刷できると言われるほど。
紙以外の材質に印刷するときによく利用されます。
いろいろな形状、サイズの素材に印刷できる
版が柔らかく、どんな形のものにも密着するので、
サイズ、素材を問わず、ボトルなどの局面にも自在に印刷できます。
柔らかいものにも硬いものにも印刷できる
版が柔らかいので、紙や布のような柔らかいものからガラス、
金属などの硬いものにも印刷できます。
壊れやすいものにも印刷できる
印刷圧が低いので、例えばガラス製品やお菓子、
食品などの壊れやすいものにも印刷できます。
インキを厚膜に印刷できる
特殊な版を使用することで、インキを厚く盛ることができるので、
凹凸のある点字の印刷もでます。
発色が鮮明で、隠蔽力に優れ、耐候性も良い
インクを厚く盛ることができるので下地の影響を受けにくく(隠蔽力)、
鮮明な発色や高い耐候性も実現できます。
いろいろな種類のインキが使用できる
当社は創立以来、研究・開発を重ね、様々な材質に適したインキを製品化してきました。
最近は機能性のインキも増えています。
版が安価
版を比較的安価に作れるため、少量印刷の際には、
1枚あたりのコストを抑えることができ、有利です。
版の耐刷力、印刷速度、生産コストが劣る
オフセット印刷と比べると版の耐久性や印刷速度が劣り、
コストの面からも大量印刷には適していません。
再現性、精密度が少し劣る
インキの厚膜による表現に優れる一方で、精密な表現はやや劣ると見られています。
版の劣化により再現性もやや劣ります。