ウレタン樹脂
インキのビヒクルに用いるポリウレタンには、1液型と2液型がある。
1液型は、末端イソシアネートを有さない熱可塑性の樹脂で、強靭かつ可撓性に優れる。
インキ皮膜の柔軟性を活かしてナイロン布(防水処理品)用のインキなどに使用される。
2液型は、水酸基等の官能基を有するアクリルポリオール等でインキ主剤を作っておき、印刷時にイソシアネートプレポリマー(硬化剤)を添加する。
2液型ポリウレタンの特色は、強力な接着力及び皮膜物性が非常に優れている事である。
アクリルポリオールとブロックイソシアネートの組み合わせでは1液熱硬化型インキとなり、接着力と皮膜物性は更に向上する。