金属・ガラス用の一液熱硬化型インキです。
接着力が極めて強く、皮膜物性や耐候性が優秀です。
遅乾性MIG-Nインキ 2500シリーズでは、フランス鉱物油規制に該当するMAOH、MOSHやPFAS規制に該当する成分を含有しておりましたが、遅乾性MIG-N（MOF）インキ 2500シリーズではこれらの規制物質を含有しておりません。

製品の特長

• 光沢型で、接着力が非常に優れています。
• 皮膜は強靭で、最高の物性・耐候性が得られます。
• 比較的低温（150℃）で硬化します。
• 印刷中の目詰まりが起きにくい遅乾性タイプです。

使用条件

希溶剤	テトロン（MOF）溶剤（速乾、標準、遅乾） PET リターダー
	SSP溶剤（標準、遅乾） PC特リターダー
刷版	250～300メッシュ
指触乾燥	50℃ 7分
	100℃ 2分
焼き付け	150℃ 30分以上
ガラスに印刷する場合	遅乾性 MIG-N（MOF)インキ 100部 添加剤 JA-1000 0.5～1部 テトロン（MOF）溶剤 10～20部

使用上の注意

• ガラスに印刷する場合や一液では接着性や物性が不十分な場合には、JA-1000を0.5～1％添加してください。
  接着性や物性が著しく向上します。
  ただし可使用時間が約12時間（20℃）となります。
• JA-1000は湿気と用意に反応するため、使用時以外は容器に蓋をして下さい。
  保管の際には密栓して冷暗所に保管して下さい。
• 遅乾性MIG-N （MOF）インキは熱によって反応しますので、なるべく低温（40℃以下）で保存して下さい。
• 遅乾性MIG-N（MOF）インキは、150℃以上に加熱しないと硬化しません。

試験データ（環境・物性・耐候性・性能 など）

基材	アルミ板
インキ	遅乾性MIG-N（MOF） 2507HL白 100部 添加剤 JA-1000 1部 テトロン（MOF）標準溶剤 15部
刷版	250メッシュ
硬化条件	150℃30分

試験項目	試験方法	結果
接着性	クロスカットセロテープ剥離試験	100/100
鉛筆硬度	手押し式 荷重750g	2H
耐衝撃性	デュポン式衝撃試験 φ1/2inch、荷重500g、高さ20cm	塗膜の割れ、 剥離なし
耐摩耗性	学振摩耗試験機 カナキン乾布3号 荷重500g 1000往復	異常なし
耐溶剤性	ラッカーシンナーラビング 100往復 DIBK/酢エチ/トルエン = 1/1/1	剥離なし
	エタノールラビング 200往復	剥離なし
耐寒性	-30℃×48h	異常なし
耐水性	40℃温水 浸漬14日間	異常なし
耐湿性	60℃×95％RH×168h	異常なし
耐煮沸性	沸騰水 浸漬1時間	異常なし
耐洗剤性	ママレモン 5％液 24時間浸漬	異常なし
耐油性	モーターオイル 24時間 浸漬	異常なし
耐酸性	5％H2SO4水溶液 浸漬6時間	異常なし
耐塩水性	5％塩水 14日間浸漬	異常なし
耐候性	キセノンウェザーメーター（雨あり） 1000時間	100/100外観異常なし

等級	色名
7-8	2518紅
	2507HL白
8	2500メジウム
	2513HL青黄
	2514赤黄
	2516HLピンク
	2525紫
	2528オレンジ
	2538赤
	2545HL濃藍
	2546HL藍
	2575グリーン
	2590HL黒

• 有彩色をメジウムや白で薄めて印刷すると、原色の場合よりも耐候性が大幅に低下します。

• ご使用に際しての安全上の注意事項に関しては、製品の安全データシート（SDS）をご参照下さい。
• 当インフォメーションに記載されている内容は予告無しに変更・改訂する場合があります。
• この特性データは、弊社の実施した評価結果に基づくもので、お客さまのご使用時の製品特性を保証するものではありません。
• 使用の際は、実際に使用される装置及び被着材での評価結果に基づき、条件を十分ご検討の上、ご使用下さい。