スクリーンインキ用新容器のご紹介
近年マスコミで廃棄物の問題がよく取り上げられたり、産業廃棄物関連法の改正が行われるなど、皆様方においても関心の高い問題と思います。
スクリーン印刷業界においても、多量に使用して頂いております1Kg容器の廃缶の廃棄問題があります。
現在の1Kg容器は廃棄する時に重ねる事が出来ない為に、容器を一つずつつぶしてから廃棄するという手間をかけねばならず、非常に非効率的でお客様にご迷惑をおかけしてまいりました。
平成3年(1991年)1月に発足したスクリーン印刷インキ協同組合は、この点に注目し新しい1Kg用インキ容器の開発を容器メーカーの協力により進めてまいりましたが、この度完成致しました。
スクリーン印刷インキ協同組合は、スクリーンインキ業界ひいてはスクリーン印刷業界全体の発展のために設立され、今回の事業は組合初の共同事業として注目されております。
新容器は「廃缶処理のし易さ,そして使い易さ」をテーマに考え、全く新しい形状のテーパー缶となります。
サイズは、口径:120mm、底径:110mm、高さ:125mmで、底部分15mm位が絞られている形となっています。
また缶胴には、縦に幅6〜7mmの筋跡が入っており、缶の強度を高める効果とデザイン上のポイントにもなっています。
更に新しい1kg用テーパー缶は、重ねる事が出来ますので容積を取らずに処理業者に出せ、缶をつぶす手間が不要となります。
又インキ容器として棚等に保管する場合でも、積み重ねが出来るように工夫し、従来より崩れにくくなっています。
その他口の内側への出っぱりを失くしインキがきれいに取り易くなるなど、非常に使いやすくなっています。
弊社は、下記の日程で切り替えを進めてまいります。
切り替え中は旧タイプ容器との併用になり、お客様には多少の御迷惑をおかけする事になると思いますが、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。
1Kg容器の変更開始時期
平成5年(1993年)9月より順次変更させて頂きます。